学士課程で保健師の家庭訪問事例を用いた講義・演習における学生の知識と理解レベルの評価方法の一考察

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  • ガクシ カテイ デ ホケンシ ノ カテイ ホウモン ジレイ オ モチイタ コウギ ・ エンシュウ ニ オケル ガクセイ ノ チシキ ト リカイ レベル ノ ヒョウカ ホウホウ ノ イチ コウサツ

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抄録

40022656127

学士課程の「保健師の家庭訪問」事例を使った講義・演習において,教育担当者が1)学生に学修させたい事項と,2)学生のレポートに期待する記載内容を明確にすることにより,学生の知識と理解レベルの評価方法について考察した.  5大学5名の教育担当者による,教育内容と教育方法の聞き取りからデータ収集した.学生に学修させたい事項ごとに,教育担当者が学生のレポートに期待する記載内容を, B.S.ブルームの教育目標分類学に基づいて知識と理解の操作レベルに分類した.  学生に学修させたい事項と学生のレポートに期待する記載内容には,「事例の援助実践を自分の言葉で説明できる」「看護実践の意味を解釈できる」等があった.さらに「看護職として何ができるか」「対象者・家族のもつ力,主体的な問題解決能力を引き出す」など,事例に示されていない内容を予想し,「公衆衛生看護の特徴」などを統合して述べられていることを期待していた.  以上,学生の知識と理解の操作レベルの評価方法は,学生の学修状況を捉えられ,公衆衛生看護の中の「保健師の家庭訪問」の教育成果の評価方法に活用できると考えられた.

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