就学前児童の発達における図画活動での手の学び : 幼児の図画活動における絵の具と模擬模倣に関する教材実践からの一考察

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タイトル別名
  • シュウガク ゼン ジドウ ノ ハッタツ ニ オケル ズガ カツドウ デ ノ テ ノ マナビ : ヨウジ ノ ズガ カツドウ ニ オケル エノグ ト モギ モホウ ニ カンスル キョウザイ ジッセン カラ ノ イチ コウサツ
  • Hand learning through drawing activities in the development of preschoolers : Consideration from the teaching material practice about paint and simulated imitation in drawing activities of preschoolers

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抄録

就学前児童の図画活動については、子どもの心理学的発達の分野から多くの研究が行われている。中でもV・ローウェンフェルドの研究結果は『美術による人間形成』として広く知られ、今日でも美術教育に影響を残している。一方で子どもの「手と脳の発達関係」は近年の脳科学研究によって広く知られるところであり、現在の子どもの「手の器用さ」についても須藤利明氏らの研究から問題視されてきた。本稿では、ローウェンフェルドが禁則事項とした、子どもの図画教育における「模擬模倣」としての「塗り絵」や、「幼児に不適当」とされた「指絵の具」などの活動について、就学前児童の図画教材として、手と脳の発達の関係から実践検証し、その有用性について考察した。

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