平面における知覚表現:事象の不変項の埋め込み

書誌事項

タイトル別名
  • How Do We Draw Perceptual Information on the Surface?: On Embedding Event-Invariants

説明

絵は通常,環境内のある平面に描かれる。私たちはその模様のついた面を見て,そこに描かれているもの・ことを知覚する。さらには,絵を視知覚するにもかかわらず,絵にはないはずの動きや音などの視覚以外のことも知覚することがあるのではないだろうか。本論文では,平面を見て,そこに描かれているもの・ことの知覚に影響する既存の知覚表現(視覚的な表現,動きの表現,音の表現)を概観する。平面に描かれているもの・ことを知覚者が知覚できるようにするには,物理的に忠実なコピーが描かれる必要はない。絵の知覚においては,J. J. ギブソンによる生態学的アプローチの不変項の概念が有効であること,絵における事象の不変項の埋め込みの重要性を指摘する。

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