Upstream Input Pricing and Downstream Capacity Disclosure

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  • 川上企業の中間製品価格政策と川下企業の生産能力情報の開示戦略
  • カワカミ キギョウ ノ チュウカン セイヒン カカク セイサク ト カワシモ キギョウ ノ セイサン ノウリョク ジョウホウ ノ カイジ センリャク

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本稿では、独占的川上企業の中間製品価格政策が数量競争に直面する川下企業の生産能力情報の開示選択に及ぼす影響について検討する。本稿の結果は次のようである。川上企業がそれぞれの川下企業に中間製品価格を設定する差別価格政策を採用する場合、川下企業は均衡数量に比べて低い生産能力水準を選択し情報を開示する。しかし、川上企業が共通の中間製品価格を設定する共通価格政策を採用する場合、川下企業は均衡数量に一致する生産能力水準を選択し情報を開示しない。このような結果は、川上企業が設定する中間製品価格が各川下企業固有のコストとなる場合、低い生産能力を川上企業にコミットメントし、中間製品価格を低下させることが川下企業の最適な戦略となるが、中間製品価格が川下企業間の共通のコストとなる場合、高い生産能力を競争川下企業にコミットメントし、高い数量選択を行うことが最適な戦略となることに起因する。

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