COVID-19 流行下での理学療法学生の就職活動状況

書誌事項

タイトル別名
  • Placement activities of physical therapy students during the coronavirus (COVID-19) pandemic
  • COVID-19 リュウコウ カ デ ノ リガク リョウホウ ガクセイ ノ シュウショク カツドウ ジョウキョウ

この論文をさがす

説明

2020年度の一般企業による新規卒業者採用は,COVID-19感染拡大の影響を受け,採用時期が例年よりも遅かった.しかし,理学療法学生の就職活動状況に変化があったのかは不明である.そこで,学生の就職活動状況と養成校に届いた求人件数を2019年度と比較した.2019年度と2020年度に東北文化学園大学理学療法学専攻に4年次生として在籍し,アンケートに回答した95名のデータを分析した.2019年度,2020年度ともに95%以上の学生が医療機関から内定を得ていた.2020年度の内定月の最頻値は2019年度よりも1ヶ月遅く,第一希望施設から内定を得た学生割合も2020 年度の方が少なかった.求人件数についても2020年度は,2019年度よりも約80件少なかった.内定時期が1ヶ月遅かったことと第一希望施設から内定を得られなかった学生が多かったことは,緊急事態宣言などの影響により早期に募集定員が満たされたことも原因と推察され,2020年度の就職活動状況は少なからずCOVID-19による影響を受けたと考えられる.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ