京都の大学クラスターは地域経済でどのような役割を果たしているか(1) : 大学コンソーシアム京都の組織社会ネットワーク分析

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タイトル別名
  • What Role Does a Cluster of Kyoto Universities Play in the Regional Economy? : Social Network Analyses of the Consortium of Universities in Kyoto
  • キョウト ノ ダイガク クラスター ワ チイキ ケイザイ デ ドノ ヨウ ナ ヤクワリ オ ハタシテ イル カ(1)ダイガク コンソーシアム キョウト ノ ソシキ シャカイ ネットワーク ブンセキ

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抄録

大学コンソーシアム京都は,「大学のまち」京都において,インターン事業,SD/FD,留学生事業,学生の地域活動などの分野において大学間の協働を図るための重要な連携組織である.ネットワーク分析の手法を使って,この組織の委員会活動データからその組織構造の特徴が明らかにされた.1)大規模~中堅大学からなる少数の大学とその他の大学からなる中核- 周辺構造が見出された;2)京都学生祭典企画検討委員会は卓越した中心性を有し,FD フォーラム企画委員会,FD フォーラム企画研究会などの中心性も高い;3)機能的に分化した5 つのクラスターから構成され,効率的なネットワークが形成されている.また京都学生祭典企画検討委員会の特徴とその問題点が論じられ,ポストコロナ時代のイノベーション創出の観点から今後大学コンソーシアム京都が進化すべき「研究志向のコンソーシアム」への提案がなされた.

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