鹿児島県島嶼部および沖縄県の在来カンキツの調査とその保存

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation and Preservation of Local Citrus Genetic Resources Grown on the Islands belonged to Kagoshima and Okinawa Prefecture
  • カゴシマケントウショブ オヨビ オキナワケン ノ ザイライ カンキツ ノ チョウサ ト ソノ ホゾン

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説明

鹿児島県および沖縄県に位置する11島において2008年から2018年にかけて在来カンキツ遺伝資源の調査および収集を実施した.調査した在来カンキツは,甑島の9 点,黒島の11点,種子島の1 点,喜界島の4 点,奄美大島の3 点,加計呂麻島の8 点,与論島の17点,沖縄本島の14点,石垣島の1 点,小浜島の3 点および与那国島の4 点の計75点であった.調査系統ではシィクワーサーが最も広く分布しており,果実形質の多様性も確認できた.黒島のユリミカンは唯一確認できたシトロン遺伝資源であった.他にも島固有のマンダリン遺伝資源も確認できた.多様なシィクワーサーを含めて調査系統のうち主要なもの31点を鹿児島大学農学部附属農場唐湊果樹園で保存した.内訳は甑島の3 点,黒島の9 点,奄美大島の2点,加計呂麻島の1 点,与論島の5 点,沖縄本島の8 点,小浜島の2 点および与那国島の1 点である.このうち約半数がシィクワーサーであった.

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