前立腺がん診療の現況

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説明

前立腺がんは男性だけの癌ですが,頻度が高く,性ホルモンと関係し,新しい治療も次々と開発されている注目すべきがんです.この総説では,前立腺がん診療の本邦と本院の現況についてお伝えしたいと思います.私が医師になった35年ほど前は,前立腺がんの特異的マーカーであるPSAがまだ臨床応用されていないため早期がんの状態で見つかることは珍しく,ほとんどが転移のある進行がんの状態で診断されていました.そのため,技術的に難しいこともあり,前立腺全摘除術はごく限られた症例で行われていました.

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