フィリピンの市販ニワトリ飼料中アフラトキシン汚染調査

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タイトル別名
  • Occurrence of aflatoxins contamination in commercial chicken feed in the Philippines
  • フィリピン ノ シハン ニワトリ シリョウ チュウ アフラトキシン オセン チョウサ

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フィリピン・ルソン島で市販されていたブロイラー用飼料44検体と採卵鶏用飼料42検体を収集し、イムノアフィニテーカラム–HPLC法でアフラトキシン(AF)の汚染調査を行った。ブロイラー用飼料44検体中40検体(90%)からAFsが検出された。AFB1の平均±SDは1.04±1.64µg/kg、最大値は8.05µg/kgであった。総AF(AFB1、B2、G1とG2の合計値)の平均±SDは1.20±1.71µg/kg、最大値は9.19µg/kgであった。また、採卵鶏用飼料42検体中40検体(98%)からAFsが検出された。AFB1の平均±SDは1.63±0.17µg/kg、最大値は12.72µg/kgであった。総AFの平均±SDは1.72±2.85µg/kg、最大値は13.79µg/kgであった。フィリピンの規制値を超えている検体はなかったが、1検体がEUの規制値(AFB1、10µg/kg)を超えていた。インドネシア・ジョグジャカルタの鶏用飼料AFs汚染との比較を行った結果、汚染頻度はほぼ変わらなかったが、汚染濃度はフィリピン飼料の方が1/6〜1/18も低かった。

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