紙芝居文化の動向Ⅲ-- 諸橋精光の超大型紙芝居と紙芝居芸術観

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  • Trends in Kamishibai Culture Ⅲ: Seikō Morohashi’s Views on Giant Kamishibai and the Art of Kamishibai

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抄録

通常、紙芝居は絵と文によって構成され、寸法はB4判サイズの紙を横にした大きさに近いとされる。そんな中、大型版の紙芝居(横130㎝×縦90㎝)をつくり続けている人物が存在する。それが、新潟県在住の諸橋精光(以後、諸橋)である。諸橋が制作する紙芝居は超大型紙芝居と呼ばれ、寸法が通常の紙芝居と異なるのみならず、進行に合わせた効果音の挿入、場面に応じた音楽を新たに作曲し演奏するなど、唯一無二の公演スタイルで観客を魅了してきた。本稿では、諸橋が取り組んできた超大型紙芝居とはどのような紙芝居なのか、さらに独自のスタイルで公演を続けてきた諸橋の紙芝居芸術観について諸橋自身の語りを中心に検討、考察した。

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