レーザーパルス繰返し照射によるアルミニウムアブレーション積算力積特性

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抄録

第6回スペースデブリワークショップ (2014年12月17-19日. 宇宙航空研究開発機構調布航空宇宙センター(JAXA)(CAC)), 調布市, 東京

6th Space Debris Workshop (December 17-19, 2014. Chofu Aerospace Center, Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)(CAC)), Chofu, Tokyo, Japan

レーザーアブレーションは、遠隔でデブリに運動量を与えることが可能である。そのため、デブリへの接近に必要な推進剤低減、デブリとの接触リスク回避、単一のレーザー源で複数のデブリに対応可能といったメリットがある。本研究では、波長約1μm、パルス幅約10nsのパルスレーザーをアルミニウムに対し繰返し照射し、アブレーションにより発生する力積の特性を調査した。発生力積は、μNsレベルの力積解像度を持つねじれ式振り子で計測した。結果として、繰返し照射に伴い積算力積は飽和すること、またレーザーパルスのエネルギー密度が大きいほど高い値に飽和することがわかった。この力積の飽和は、繰返し照射に伴う微小クレーター深化が主な原因と考えられる。このことから実用時は、特定のパルス数照射後、照射場所を切り替えることが有用と言える。

形態: カラー図版あり

Physical characteristics: Original contains color illustrations

資料番号: AA1530025043

レポート番号: JAXA-SP-14-013

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050855511187304320
  • NII論文ID
    120006827704
  • NII書誌ID
    AA11984031
  • ISSN
    1349113X
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1696/00003767/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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