リモートセンサの偏角による応答特性とそのモジュール開発

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  • The response character depending on declination of the remote sensor and the module development

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抄録

リモートセンシングにより観測される地表面のデータには地表面で反射される電磁波が含まれており、その強度から地表面の反射率を推定することが考えられる。しかし、センサに入射する電磁波は大気による散乱や吸収を受けているほか、地表を覆う建物や植生にも影響されている。また、観測に用いられる衛星には、その軌道の直下位置を観測するものの他にセンサの向きを変化させて目標位置を観測するものもある。この場合、センサにより受信される応答について、地表面の反射特性や傾斜などを考慮して補正する必要がある。しかし、ある一つの法則で反射を表すことは非常に困難であり、センサ入力から正確な地表面の反射率を求めることができず、それは誤分類の要因ともなっている。これらの問題を解決するステップとして、地形効果を考慮した簡易地表面反射モデルを研究したが[1]、モデルの適用が非常に限られた条件でのみ有効であるなど、改良すべき課題も多く残された。本研究では、それらの課題を解決してできるだけ忠実な地表面の反射率を求めることを目的とし、地表面反射の数学的モデル化とリモートセンサの偏角による応答特性を考察し、そのモジュール開発を行う。

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