Introduction of the heuristic facility into the OSI CCR protocol

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  • OSIコミットメント制御プロトコルへのヒューリスティック機能の導入について

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開放型システム間相互接続(OSI)の応用層の標準化が進展し、ファイル転送(FTAM)、電子メール(MOTIS)などの基本的な通信機能については、概ね実用化のフェーズに移行しつつある。一方で、3者以上の開放型システム間の協調動作により実現される、いわゆる分散アプリケーションへのOSIの適用に関心が集まりつつある。分散アプリケーションを実現するために解決する必要がある重要な技術課題として、複数資源(ファイル、データベースなど)の同期更新制御の問題があり、そのための基盤技術として、2相コミットメント方式が開発されている。OSIでは、2相コミットメントを実現する応用層のプロトコルとして、CCR (Commitment Concurrency and Recovery)の標準化か進められている。しかしなから、CCRでは、集中型の制御方式を採用しているため、障害等が発生した場合に、資源を解放することができずに、デッドロックに陥る可能性かあった。本稿では、障害等が発生した場合に、上位からの指示を待つことなく自身の判断で資源を解放する、いわゆるヒューリスティック機能(heuristics)をCCRで実現する方式について提案する。

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