P2P Live Streamingにおけるインセンティブを考慮したチャンクスケジューリングの提案

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  • アドホックネットワークとP2P

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P2P ライブストリーミングサービスでは,ピアは受信した動画の他のピアへの送信も行うことにより,サーバの配信負荷を軽減している.動画はチャンクに分割されて配信され,各ピアはチャンクを受 信し元の動画に復元することで視聴できる.ピアに積極的にチャンクを送信させて配信サーバの送信負荷を下げるために,チャンク送信量に応じた量だけチャンク受信を許可するという,Tit-for-tat アルゴリズムが広く導入されている.しかし,既存手法では,隣人のチャンク保持情報の把握のために必要なバッファマップ交換がピアの送信帯域を圧迫し,チャンク転送が行えなくなるという問題点がある.そこで本論文では,インセンティブP2P ライブストリーミングサービスにおいて,バッファマップ交換においてもTit-for-tat を導入しバッファマップ交換数を抑制する手法BEMUT(Buffer Map Exchange Method Using Tit-for-tat)を提案する.提案手法により,ピアの帯域と隣人ピアのチャンク保持情報を考慮し適切 にバッファマップ交換を行うことにより,ピアの送信帯域を有効に活用する.また,シミュレーション評価により,各ピアの動画受信品質の改善を示す.

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