音楽に馴染みのない人を対象としたジャケットを活かした音楽発見サポートシステムの提案

抄録

現在, 音楽との出会いの場は多様になったが, 無意識のうちに知見のない音楽ジャンルを避けてしまったり, 過去の嗜好性に偏った音楽推薦により, 普段聞かない音楽ジャンル内にある心踊る音楽との出会いに繋が らない問題がある.筆者はレコード収集の経験からジャケットはジャンルに対するイメージを持つことが なく, 音楽性を想像させることに着目した.そして研究を進める中で, 多くのレコードから選び出すジャケ 買いという行為が, 推薦曲に対しプラシーボ効果を起こす可能性があることに気づいた.そこで「普段聴か ない音楽内にあるもう一度聴きたいと思う音楽の発見」を目的とし, ジャケットを活かした音楽発見サポー トシステムを提案する.様々なジャンルがランダムに含まれた音楽リストを聴いた場合と, 提案手法を使 用した場合のもう一度聞きたいと思う音楽の割合を比較した.その結果, 提案手法の有用性が確認できた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050855522065915648
  • NII論文ID
    170000177996
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00190129/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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