単一仮想記憶の特徴を考慮したスケジューラ構成について

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  • A Scheduler Model for a Single Address Space Operating System

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我々が現在研究,開発中の次世代64ビットOS(Cu bix[CUBe of unIX])では,単一仮想記憶空間上で走行する複数のスレッドに対して,参照可能な領域範囲(保護領域)を個別に設定できるような柔軟なモデルを採用している。こうしたスレッド毎に設定可能なアクセス保護機構を既存のページ・テーブルを用いる多くのアーキテクチャ上で実現する場合,スレッド単位に個別のページ・テーブルを保持させるという方式が考えられる。本稿では,このアクセス保護に関連して必要となる仮想記憶管理用資源の削減/管理効率の向上を実現する制御機構をユーザ側からの最適化ヒントとtて指定可能にしたスレッド・インタフェース,および,各スレッド間の保護領域に関する親和性を考慮したスケジューリング手法について述べる。

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