空中写真と地図の融合による土地利用変化の抽出

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  • Change Detectionon Land Use by Fusion of Aerial Image and Map

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抄録

カーナビゲーションシステムが身近になり、地理情報システムに対する関心が高まっている。地理情報システムは、地形や地物(道路や建築物など)といった地理情報を管理する地理情報データベースを中心としたシステムである。現在このデータベースで利用されるデータは、主に図面地図などから人手で作成されており、自動化が望まれる。そのため地理情報を地図から自動認識する研究が多くなされている。これらの研究によって地図から情報を得る事が可能になれば、地理情報データの作成はかなり簡略化される。しかしデータを更新するには新しい地図が作成されるのを待たなければならず、より新鮮な情報を必要とするシステムにとっては十分ではない。この問題に対処するために、地図作成に用いられる空中写真を直接認識しようという試みがいくつかなされているが、空中写真が複雑なために従来の画像処理技術では困難な点も多い。そこで我々は、過去のデータベース中に存在する地物が空中写真中に存在するかどうかをトップダウンに認識し、変化部を特定する事で更新作業を容易にする手法を研究している。今回の講演では本手法および一応用例として道路認識の方法について説明する。

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