多重レジスタリネーミング方式

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タイトル別名
  • Multiple Register-Renaming Method

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説明

プロセサの高速化手法の一つであるレジスタリネーミング[1]をハードウェアでインプリメントする場合、Rarc個のアーキテクチャレジスタに対し、それより多いRren個のレジスタを用意して、それらをマッピングするのが普通である。一方、コンパイラがプロセサの性能を充分に引き出すようなコードを生成するためには、レジスタの個数がRarc個では不足に感じることが多い。特に、スーパスカラやVLIWプロセサ等の実行並列度を向上させるためのコードスケジューリングを行なう場合この傾向は顕著になる。我々は、レジスタリネーミングのために用意された余剰なRren-Rarc個のレジスタを有効に活用して、コンパイラが使用できるレジスタ数を実質的に増やす方式である、多重レジスタリネーミング方式を本論文で提案し、その効果について議論する。

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