時空間分析からみた可降水量とインドネシアの米収穫量との関連
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説明
インドネシアでは2~3期作による米の栽培が一般的であるが,各年の気象状況によって田植の出来る回数が変動している.特に田植に必要な水資源を一定以上得られなければ,米の栽培が困難となる.本研究では,過去の可降水量から月別のモンスーン指標を計算し,月ごとに雨季が始まった地域(雨季開始地域)を特定し,それらの分布と当該地域の年間米収穫量との関連を分析した.雨季開始地域の特徴量を説明変数,米の収穫量を目的変数とした重回帰分析(変数選択法)を行った結果,11月の雨季開始地域の分布と米の収穫量との間に相関が認められた.これは,11月が3期作目の時期であるため,可降水量から3期作目の可否の判断が可能であることを示唆している.
収録刊行物
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- 第73回全国大会講演論文集
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第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 669-670, 2011-03-02
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522072999808
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- NII論文ID
- 170000089430
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles