CGによる複数の紙が折り重なった状態の表現手法

情報処理学会

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説明

紙のように厚さのごく小さい素材の形状をCGで扱う場合、厚さを無視した平面の集合で形状モデルを構築することが一般的である。しかし複数枚の紙が折り重なった状態を表現する場合には、厚さを無視するのは適切でない。そこで本研究では、複数枚の紙が折り重なった様子を簡単な操作でCG表現するための手法を提案する。提案手法では、点要素を格子状に並べた物理モデルによって紙の形状を表現し、簡易な折り操作のインタフェースを用いて目的の形を構築する。その後、紙素材のテクスチャを適用した写実的なレンダリングを行う。具体例として、折りたたまれた状態の新聞紙をリアルに表現することを目指す。

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