経営マネジメント状況による情報漏洩インシデント削減効果の評価(2)
Abstract
近年,企業における IT 技術や個人情報などの利活用が広がっている.それに伴い,内部不正や外部からの攻撃による個人情報漏洩事件などが増加している.これらに対して,情報セキュリティマネージメントや最高情報責任者 (CIO) の設置,セキュリティ監査の実施などにより企業の社会的責任を高めることが求められているが,東洋経済新報社が国内 1413 社を調査した 5 年間のデータを解析したところ,経営マネジメント方策の実施によってインシデント件数がむしろ増加していることが明らかになった.そこで,本稿では,マネジメント方策の実施によってインシデントの件数が増加した原因を明らかにするため,企業の業種や漏洩原因によってデータを分類し,業種などの交絡因子の影響を考慮してリスクの大きさを分析する.
Journal
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- コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集
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コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集 2018 (2), 376-384,
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522082999296
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- NII Article ID
- 170000178562
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00192059/
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- conference paper
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles