拡張された領域式によるマルチレイヤデータの管理

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  • Data Structure for Multi-Layer N-Dimensional Data Using Extended DZ-expression

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抄録

地理情報や図面情報などの多次元データの管理のために、従来、KD木、BD木等の空間データ構造が提案されている。しかし、これらのデータ構造では、データの属性、例えば、大きさ、形状、レイヤ、時間、精度、信頼度などは、ほとんど、データ構造に反映されていない。もし、属性が距離を定義できるものであれば、位置情報と同様にその属性による位置情報-属性空間の中でのデータと考えることで、従来の空間データ構造によって、属性の管理を行なうことができる。しかし、属性に距離の定義ができない場合、位置情報-属性空間の中での外接長方形は意味を持たないため、従来の方法はあまり効果的ではない。このような場合の属性情報は、通常、レイヤの違いとして扱われる。そのため、位置情報だけではなく、データの属性をも管理する場合、範囲検索とレイヤ検索の両方に適したデータ構造が望まれる。ここでは、これらの検索に有効な新しいデータ構造を提案する。

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