A Study of Semantic Representation by Semantic Primitive
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- Other Title
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- 意味素による意味表現の研究
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近年意味表現の研究は、モンテギュー文法や状況意味論といった論理的な方法が考えられている。しかし実際のシステム化に関しては、多くの問題点が残されている。モンテギュー文法では、世界に関するあらゆる情報をあらかじめ与えておかなければならず、その量はたいへんなものであり、現実的ではない。また、時間的に離散であるような世界を対象としているため、時間概念の表現が難しい。意味表現の研究のもう一方の流れに、R.C.SchankのCD理論(概念依存理論)(1)がある。CD理論の長所は、限られた数少ない意味素だけで言葉の意味を表せることである。意味素(semantic primitive)とは、意味を構成する最小単位のことであり、言葉の意味はこの意味素の組合せによって表現される。このことはデータ形式や推論方法といった点において計算機の性質にたいへんよく適しており、かなりの成果を残している。しかし一方では、次のような問題点がある。・11個の基本動作(primitive actions)が、意味素として正しく機能しているかどうか疑問である。・意味素のほかに、統合規則や関係を表すステータスなどが用いられ、複雑な意味表現になっている。・意味素の考え方が、動詞的概念にだけしか適用されていない。本研究はCD理論を拡張し、上述の問題点を解決することを目的とする。
Journal
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第42回 (人工知能及び認知科学), 208-209, 1991-02-25
情報処理学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522088997248
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- NII Book ID
- AN00349328
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- conference paper
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- Data Source
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- IRDB