ICAによる画像の構造的分類に基づく視覚的妨害の低減を目的とした静止画像符号化方式
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抄録
国際標準の静止画像符号化方式であるJPEGにも採用されているDCTは,画像の輝度信号を周波数信号に変換し高周波成分を削減することで情報量の削減を実現しているが,圧縮率が高くなると復号画像に視覚的に妨害となる歪が生じてしまう.これはDCTが画像の構造を無視した処理を行っていることに起因する.本研究ではICA(独立成分分析)を用いて,画像をブロック分割した領域をいくつかの構造グループに分類し,構造グループの重要度に応じてDCT係数の削減量を可変とする効率的な画像符号化方式を提案する.ICAから画像の構造を知ることで画像にとって重要な構造だけを保存することが可能になり,視覚的妨害を低減した画像圧縮が行える.
収録刊行物
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- 第76回全国大会講演論文集
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第76回全国大会講演論文集 2014 (1), 359-360, 2014-03-11
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522090451200
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- NII論文ID
- 170000086755
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00105641/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles