Mew-構造を持つメールへのインターフェイス
書誌事項
- タイトル別名
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- Mew - An interface to structured mails
説明
文字情報の交換手段として普及したRFC822メールに代わって、本文に構造を持たせることで、音声や画像情報などの複数のメディアを取り込むことができるMIME(多目的メール)がRFC1341で規定されている。しかし、現在ユーザが使用しているMIMEの機能は、漢字などの非アルフアベットをヘッダへ挿入することに留まっている。MIMEでは、自分宛の電子メールを関係者に送信(再転送)するための柔軟な形式を定義しているが、頻繁に行われる再転送の多くはMIMEに従っていない。これはMIMEの需要がないのではなく、使いやすいインターフェイスが存在しないことに原因がある。そこで、本稿では電子メールを書く際に広く利用されているエディタEmacs上で実装したMIMEへのインターフェイスMewについて述べる。Mewは、選択的なMIMEの可視器や、ユーザに対してMIMEの文法を隠蔽した構成器によって、使いやすいインターフェイスを提供する。また、PEM(プライパシ強化メール)やPGP(Pretty Good Privacy)等、他の構造化メールとMIMEの統合をMewで実現する方法について議論する。
収録刊行物
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- マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 1994 (1), 121-130, 1994-10-19
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522091025536
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- NII論文ID
- 170000074241
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles