マイクロブログにおける利用目的の変容過程に着目したユーザプロファイル分析手法の提案
説明
近年Twitter に代表されるマイクロブログが注目を集めている.Twitter では,ユーザはツイートと呼ばれるメッセージを時機を逸さずに投稿可能である.Twitter の利用形態や利用目的は,様々な要因により変容すると考えられる.本論文では,ユーザがTwitter の利用を開始した時期に着目した分析手法を提案する.提案手法を用いて,約2 億件の日本語ツイートを用いた評価を行ったところ,投稿数およびリプライ数に関する分析では,利用開始時期が遅いユーザにおいて,リプライの割合が高い傾向を示した.ツイートの投稿時刻に着目すると,利用開始時期が早いユーザは,日中の投稿の割合が多い結果となった.投稿元に関する分析では,利用開始時期が2011 年以降のユーザの投稿は,スマートフォンやフィーチャーフォンなどの携帯電話からの割合が高いことがわかった.以上の結果から,提案手法を用いてTwitter の利用を開始した時期によるユーザの利用形態の差異を明らかにできることを確認した.
収録刊行物
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- 情報アクセスシンポジウム2012
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情報アクセスシンポジウム2012 2012 8-14, 2012-11-30
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522091120256
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- NII論文ID
- 170000073360
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00087529/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles