共感チャネルのマルチモーダル性が映像評価と心理状態に与える影響

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テレビでは,画面端のワイプに笑顔や泣き顔が映し出されたり,驚き声や笑い声(ラフトラック)が挿入されることがあり,これらは視聴者の感情や共感を誘発するための「共感チャネル」(岡本,2004)としての機能を果たしている.本研究では,視覚的共感チャネルとしての「ワイプ」と聴覚的共感チャネルとしての「ラフトラック」が,映像評価や視聴者の心理状態にいかなる影響を与えるのかを明らかにする.プロの芸人による漫才・コント映像に対してワイプとラフトラックを操作的に設定し,評価実験を行った.実験の結果,ラフトラックの有無にかかわらず,ワイプの内容が,映像に対する面白さや視聴者の活動的快感情に影響を与えることが示された.

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