複数レシピで並行調理する際の調理環境に応じた最適調理手順作成法と評価
説明
近年,自分で料理を作る人が増加しており,複数の料理を含む献立を効率よく調理できるような最適調理手順を提示することが求められている.一方で,調理者ごとに調理環境が異なり,最適調理手順は調理者によって多種多様になるため,最適調理手順を調理者自身が考えることは困難である.そこで本研究では,各レシピのタスクグラフを作成し,複数レシピの並行調理をタスクスケジューリング問題として捉えた最適調理手順の作成法を提案する.タスクスケジューリング問題の最適化アルゴリズム DF/IHS 法をベースとし,前処理部と枝刈り部に料理特有の洗い物を考慮した拡張を行うことで,効率よく最適調理手順を探索する.評価実験において,提案アルゴリズムを,実際のレシピから作成した献立に対して実行したところ,手動で作成した調理手順と比較し,洗い物も含め合計調理時間を 15% 短縮できる最適調理手順を探索できていることを確認した.
収録刊行物
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- マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2163論文集
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マルチメディア,分散協調とモバイルシンポジウム2163論文集 2020 990-999, 2020-06-17
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522098609792
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- NII論文ID
- 170000184663
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles