タスクの見通しに着目した細分化を特徴とするタスク管理手法

説明

人々は,多種多様なタスクを抱えて生活しており,これらを管理することが重要である.規模の大きなタスクは,全体像が不明瞭であるものが多く,見通しを立てることが重要である.見通しを立てるためには,タスクの細分化と,細分化で得られたサブタスクの詳細を把握する必要がある.本論文では,タスクを細分化する際に,サブタスクの詳細な項目として,期日のみを持つ「ToDo形式」と,開始日時や終了日時を持つ「Event形式」の 2 種類にサブタスクを分類して管理する手法を提案する.これにより,タスクの詳細を意識することや,遂行の手順を明らかにすることを促す.その結果,見通しを立てられるようになると考えられる.これらの手法を踏まえたタスク管理ツールの実装を行い,評価実験を行った.アンケート結果より,本提案手法がタスクの見通しを立てる際に有用であることがわかった.また,重要度を基準にタスク管理を行うユーザにも対応できる管理手法の検討と,ツール側の見通しに関する判定を見直すことが改善点として明らかになった.

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