複数人鍵共有プロトコルSIBDの実装
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抄録
Diffie-Hellman方式は二者間鍵共有のための基本的なプロトコルである.2011年,Jaoらは超特異楕円曲線の間の同種を計算することの難しさに基づく耐量子鍵共有方式(SIDH)を提案した.2018年,FurukawaらはSIDH鍵共有プロトコルを拡張し,超特異楕円曲線の間の同種写像を利用した複数人鍵共有方式(SIBD)を提案した.この方式は,SIDH鍵共有方式とBurmester-Desmedt鍵交換方式を組み合わせることにより,耐量子性を持つとともに,通信のラウンド数を減らしたn-party 2-round鍵共有方式である.しかし,彼らは実装結果は記述しておらず,鍵共有に要する計算時間などは不明であった.我々は,SIBDプロトコルの実装を行い,十分高速に鍵交換が可能であることを確認した.
収録刊行物
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- 第82回全国大会講演論文集
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第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 419-420, 2020-02-20
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522099452032
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- NII論文ID
- 170000182677
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00205512/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles