GPGPU向け2値画像の連結成分抽出と同時穴埋め処理の高速化手法の提案と実装
この論文をさがす
抄録
連結成分抽出は古典的な画像処理の一つであり,2値画像から連結した同一画素値を持つ画素分を抽出でき,物体やノイズ領域の抽出に使われる.穴埋め処理は光学画像による医療診断等における2値化時のノイズの除去に用いられる.この処理は背景成分の連結成分を抽出し,面積の小さな成分を前景化後,前景成分の連結成分を抽出することでノイズ除去済みの前景成分を抽出できる.本稿では前・背景を同時に抽出した連結成分を用いた穴埋め処理についてのGPGPU向けの並列アルゴリズムを提案,実装し,検証した.NVIDIA社製の組込みSoCであるJetson TX2上で処理時間を計測したところ,従来手法のCPU実行時に対し,提案手法のGPU実行により約1.33-2.18倍の高速化を実現した.
収録刊行物
-
- 第81回全国大会講演論文集
-
第81回全国大会講演論文集 2019 (1), 81-82, 2019-02-28
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050855522099888512
-
- NII論文ID
- 170000179148
-
- NII書誌ID
- AN00349328
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00196061/
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- conference paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles