過去のNIC負荷とプロセスのデータ送信量を考慮した複数NIC間での負荷分散法
説明
通信路の通信速度の向上に伴い,10 Gbps 以上の高速な通信機器が開発されている.しかし,高速な通信機器は,高価である.そこで,廉価な複数の Network Interface Card (以降,NIC と略す) を連携制御し,1 台の計算機からデータを送信することにより,高速な通信が可能である.FreeBSD や Linux は,複数の NIC を仮想的に 1 つに見せて,NIC 間の負荷分散を行いデータを送信できる.しかし,これらの方法は,CPU 使用量が多い,あるいは複数のデータ送信プロセスのデータ送信処理を複数の NIC へうまく負荷分散できない問題がある.そこで,本稿では,過去の NIC の負荷状態とデータ送信プロセスのデータ送信量を考慮した複数 NIC 間での負荷分散法を述べる.提案法は,NIC の I / O 性能を要因としてデータ送信プロセスのデータ送信量が抑制されているか否かを確認し,この結果に応じてデータ送信プロセスと NIC の対応付けを変更する.
収録刊行物
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- 第26回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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第26回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 68-73, 2018-10-31
情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522099964800
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- NII論文ID
- 170000178429
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles