オブジェクト指向モデルとTMSを用いた図面理解システム : モデルの構成

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  • A Drawing Understanding System using Object-Oriented Model Base and TMS : About the Model

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抄録

オブジェクト指向データモデルは対象の階層構造を自然に表現でき、実世界の実体の多視点的な表現を有効にサポートしており、次世代CADデータモデルとして研究開発が盛んでいる。それに対応して、オブジェクト指向CADデータベース作成時には、対象の多様性に対応し、高い可用性を持つ対象モデルを生成でき、かつそれ自身多目的性を持つ図面データの自動獲得システムを実現することが望まれている。一方、大量な中間認識結果の整合性を効率的に管理するには、TMSが有効である。認識結果に対して適当な評価基準を導入することによって、認識推論の各段階で得られる不完全な情報が有効に利用できる。われわれはこの考えに基づき、機械設計図面を対象としたオブジェクト指向モデルとTMSを利用した図面理解システムを作成している。本稿ではこのシステムのオブジェクト指向モデルの部分の構成について紹介する。

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