身障者も操作可能な自動車操縦インタフェースの研究

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説明

障害を持った人の多くが自立して生活したいと望んでいるにもかかわらず,自動車産業におけるこの分野の研究は,進んでいるとは言い難い.ホンダのフランツシステムのオリジナルは1980年代に開発されており,既存の自動車に補助装置を改造付加することで身障者の要望に応えるに留まっている.既存の自動車に補助装置を取り付ける方法では,障害内容によって個別に改造する必用があり,補助装置およびその取り付け工賃は高価になり,柔軟性に欠けるといえる.現在,自動車の制御は油圧から電子技術に移行しつつあり,電気信号によってステアリングやブレーキを含めてほとんど全ての操作は電子制御可能な状況にある.我々は,地磁気センサあるいはジャイロセンサを利用して人の動作を正確にモニタリングする技術,機器をコントロールする技術を開発している.この技術を自動車操縦インタフェースに応用することにより,障害内容に柔軟に対応可能な自動車操縦インタフェースを開発する.本論文では,上肢障害者向けの操縦インタフェースについて述べる.

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