8週間の局所別トレーニングが大学男子ハンドボール選手のシュート・ボールスピードに及ぼす影響 : プライオメトリック・アイソメトリックトレーニングを導入した実践的研究

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タイトル別名
  • The influence of 8 weeks of topically applied training on shoot ball speed of university men's handball players : Practical research introduced plyometric and isometric training
  • 8シュウカン ノ キョクショ ベツ トレーニング ガ ダイガク ダンシ ハンドボール センシュ ノ シュート ・ ボールスピード ニ オヨボス エイキョウ : プライオメトリック ・ アイソメトリックトレーニング オ ドウニュウ シタ ジッセンテキ ケンキュウ

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抄録

本研究は,大学男子ハンドボール競技者12 名を対象に,局所別に実施したトレーニングがシュート・ボールスピードに与える影響について検証することを目的とした.トレーニングは,上肢及び下肢の爆発的筋力向上を目的とした上肢群,下肢群,体幹の安定性を目的とした体幹群の3 群に分け,週2~ 3 回の頻度で8 週間行った.ハンドボールのパフォーマンス評価として,上肢・下肢のパワー,下肢のSSC 能力,シュート・ボールスピード,遠投能力をトレーニング前後で測定し,比較,検討した.その結果,シュート・ボールスピードと遠投飛距離の間には正の相関関係が認められ,男子ハンドボール競技者として平均的な投能力であることが明らかとなった.トレーニング介入前後の比較では,3群とも全ての項目において統計的に有意な変化はみられなかった.しかし,一部の被験者ではシュートパフォーマンスやいくつかのパラメータが向上する傾向にあった.このことから,本研究対象者の体力レベルにおいて,局所別のトレーニング効果量を明確に示すことはできなかったが,個別性のトレーニング効果が期待できる可能性があると考えられる.

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