中学生が自由に意志表示できる授業つくり ―理科授業における簡易アナライザーの有効性―
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説明
毎時間の中学の理科授業において,生徒一人ひとりが「わかる,わからない」「できる,できない」「考えている途中である」という意志表示を自由に連続的に行う方法として,平田はこれまで簡易アナライザーを使用してきた。本研究は,理科の授業において,生徒が自由に意志表示をする手段として,簡易アナライザーが有効であるかを検証した。その結果,簡易アナライザー効果認知は性差や理科の成績と関係ないことがわかった。また,簡易アナライザーの効果認知と簡易アナライザー使用前の4月と使用後の7月のそれぞれの学習における友人関係認知,利益認知,教師信頼度認知,学習意志表示認知の間に有意な効果が認められた。本研究より簡易アナライザーは,理科の授業において中学生が自由に意志表示する手段として有効であることが示唆された。
紀要論文
収録刊行物
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- 琉球大学教育学部教育実践研究指導センター紀要
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琉球大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 (4), 75-90, 1996-11
琉球大学教育学部附属教育実践研究指導センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855676752836480
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- NII論文ID
- 120001374793
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- NII書誌ID
- AN10481456
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- ISSN
- 13425951
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- HANDLE
- 20.500.12000/8158
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles