実体顕微鏡レベルの観察に適したモバイル顕微鏡の開発とその有用性

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  • Development of a mobile microscope for stereomicroscopic observation and usefulness as an observation device

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抄録

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モバイル端末を用いた顕微鏡観察のための補助レンズについて開発や商品化がされているが、小中学校では普及していない。その理由の一つに、自作できるものはピントが合わないことが多く、顕微鏡と格段の差があることがあげられる。小学校において、モバイル端末を用いて実体顕微鏡の倍率(20‐30倍)で観察することを目的としたモバイル顕微鏡を開発した。レンズの台座はディスポシャーレの利用、および3Dプリンターによって作成した。1㎜程度のものを観察するために適していることから、この補助レンズを「ミエル1㎜」と名付けた。これを用いた「ミジンコの観察」を小学生対象に実施したところ、写真や動画を記録をしてすぐに見返し、疑問に思った点を改めて注意深く観察し直して記録するという作業を繰り返しながら理解を深めていた。一人一台端末が進む中で、ミクロの観察の新しいツールとして活用できる。

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