カキわい性台木‘豊楽台’の緑枝挿しによる増殖法の検討

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タイトル別名
  • Investigation of propagation of dwarfing persimmon rootstocks,'Hourakudai', using softwood cuttings
  • カキワイ セイ ダイギ'ホウ ラクダイ'ノ リョク シ サシ ニ ヨル ゾウショクホウ ノ ケントウ

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抄録

カキわい性台木‘豊楽台’の緑枝挿しの発根率を高めて苗木を効率的に養成するために,挿し木時期(挿し穂採取時期),発根促進剤のNAA水溶剤濃度,挿し木培土,挿し木容器,ミストかん水量について検討した。挿し木時期は,充実した新梢が得られる7月初めから7月の梅雨が明けるまでの期間に行う。挿し穂には発根促進剤としてNAA水溶剤40倍液に浸漬処理を行い,メトロミックス培土またはピートモスと鹿沼土の1対1混合培土を充填したキャビティコンテナ300mLやプラスチックポット1,000mL容器に挿し木する。挿し木後は容器をミスト室内に置き,ミストかん水量は昼間10分間隔で20秒(0.36L/m2)程度行う。これらにより70~80%の発根率となり,効率的なわい性台木の養成が可能となると考えられる。

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