無人航空機(UAV)の空撮画像に基づくチャ炭疸病の発生分布図の作成

書誌事項

タイトル別名
  • Distribution mapping of the infestation of anthracnose in a tea field based on aerial images taken by an unmanned aerial vehicle
  • 無人航空機(UAV)の空撮画像に基づくチャ炭疽病の発生分布図の作成
  • ムジン コウクウキ(UAV)ノ クウサツガゾウ ニ モトズク チャタンソビョウ ノ ハッセイ ブンプズ ノ サクセイ

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説明

無人航空機(UAV)を使って上空から撮影したチャ炭疸病の発生圃場の可視画像データを元に,発生程度を段階別に色分けした発生分布図を作成した。図の作成にはオープンソースGISソフトのQGISを使用し,RGB値から病葉密度を計算する推定式には先行研究で相関の高かった2式を当てはめ,分画単位は10×10ピクセルにて分布図を作成した。その結果,適用した推定式の違いによる差異はほとんど認められなかった。次に,分画単位を50×50ピクセルに設定して色分け段階を2種類設定して同様に分布図を作成した。その結果,10×10ピクセルでの作成図とほぼ同様の分布傾向を示し,圃場全体の平均病葉数は約1400枚/m2と推定された。RGB値をパラメータとして組み込んだ病葉数の推定式を利用して作成した発生分布図により,圃場内での発生分布特性が容易に把握できるとともに,圃場全体の発生程度の定量推定にも利用できることが示唆された。

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