Effects of method of subsoil breaking on soil physical properties and drainage characteristics for field converted from paddy

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  • 水田転換畑における心土破砕の施工方法の違いによる土壌物理性および排水改善効果
  • スイデン テンカンバタケ ニ オケル シンド ハサイ ノ セコウ ホウホウ ノ チガイ ニ ヨル ドジョウ ブツリセイ オヨビ ハイスイ カイゼン コウカ

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水田転換畑において,心土破砕のためのサブソイラ施工が土壌の物理性に及ぼす影響と施工間隔が暗渠からの排出量に及ぼす影響を調査した。併せて,パラソイラ施工について土壌の物理性および暗渠からの排出量を比較検討した。その結果,土壌硬度からサブソイラ施工では施工部付近に限り,土層中に切り込み溝と亀裂を確認することができた。サブソイラ施工部の浸透能は無施工部の約20倍に相当した。施工間隔毎に比較すると,19~26mmの降雨量に対して3m間隔の施工区ではピーク排出量が4.1mm/h,1.5m間隔の施工区では5.5mm/hで,間隔を半分に詰めることで約30%向上した。パラソイラ施工ではサブソイラ施工に比べて,深さ15~25cmの下層土の土壌貫入抵抗値が低く,易有効水分量が有意に高かった。暗渠からのピーク排出量はサブソイラ施工と同様に高い排水効果が認められたが,サブソイラ施工区を上回る水準ではなかった。以上のことから,サブソイラ施工法は施工部を中心に形成される切り込み溝や亀裂で排水を促し,施工間隔が狭いほど排水効果は高くなることが明らかになった。また,パラソイラ施工法は下層土の土壌物理性が改善され,サブソイラ施工法には及ばないものの高い排水効果を持つことが明らかになった。

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