アリウム・コワニー促成栽培における球重と栽植密度が生育・開花に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of bulb weight and panting density on the growth and flowering in forcing culture of Allium cowanii Lindl
  • アリウム ・ コワニー ソクセイ サイバイ ニ オケル キュウジュウ ト サイショクミツド ガ セイイク ・ カイカ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

アリウム・コワニー切り花の年内出荷に向けて,定植時期を慣行(10月初旬)より約1カ月早めた9月定植の促成栽培に適切な定植前の貯蔵中に行う球根の温度処理条件,球根の球重と栽植密度について検討し,それらの条件が生育・開花および新球根形成に及ぼす影響について調査した。球重1.5g以上のものを3段階(大球区:3.0g以上4.0g未満,中球区:2.0g以上3.0g未満,小球区:1.5g以上2.0g未満)に分け栽培した結果,中球以上の球根で,30℃約2カ月の前処理後に20℃後処理を40日~70日間実施し,9月中頃までに定植することで,年内採花と次作の球根を確保できることが明らかとなった。また,10cm角の6目フラワーネットを使用して3段階(密植100球植:同ネットの6目全て定植,標準67球植:2列植え付け毎に1列空け定植,疎植50球植:同ネットを1列毎に1穴空け千鳥定植)に栽植密度を変え2年間,採花時期,切り花本数,切り花品質を検討した結果,栽植密度は標準67球植が適当と考えられた。

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