有明海ガザミ漁業の標準化CPUE

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  • アリアケカイ ガザミ ギョギョウ ノ ヒョウジュンカ CPUE

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抄録

有明海において重要な漁業対象種であるガザミは,1985年以降,漁獲量減少が続いており,国及び有明4県(福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県)は,2008年より資源回復計画を策定し,資源の増大に取り組んでいる。一方,ガザミは有効な年齢形質がないためコホート解析等による資源解析が行えず,正確な資源動向把握ができない。そこで1991~2018年の福岡県漁業者の操業日誌データを用いて,新たな資源量の指標として一般化線形混合モデルより求めた標準化CPUEを検討した結果,総漁獲尾数を総操業日数で除して求めたノミナルCPUEに比べて変動が激しく,資源の年変動が表れていた。さらに2004~2018年の刺網1日1網あたりの漁獲尾数から求めた標準化CPUE網でも,ノミナルCPUE網に比べ年変動が激しく,わずかに減少傾向を示していた。

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