日本海西部兵庫県沖におけるソデイカ漁獲の分布と水温との関係

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タイトル別名
  • Catch distribution of diamond squid (Thysanoteuthis rhombus) off Hyogo Prefecture in the western Sea of Japan and its relationship with seawater temperature

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説明

日本海西部の兵庫県沖海域において、7隻の樽流し立縄漁業標本船操業日誌資料を用いて1999年から2005年のソデイカhysanoeuhis rhombusの漁獲位置や漁獲量の水平分布について調査するとともに、漁場周辺の水温環境との関係について解析した。兵庫県沖の漁場は概して北緯36°15′以南、東経134°10′から135°の範囲に形成されていたが、冷水域(山陰・若狭沖冷水)の接岸が確認された2003年と2005年には、より沿岸部寄りの北緯35°459以南に形成された。好漁場の指標水温は、水深50m、100m深でそれぞれ19℃、14-15℃以上と考えられた。兵庫県沖の観測定点(6箇所)の100m深の平均水温は、漁獲量で重み付けした平均漁獲緯度と相関しており、漁場形成位置の指標になると考えられた。

収録刊行物

  • 水産海洋研究

    水産海洋研究 71 (2), 106-111, 2007-05

    東京 : 水産海洋学会

参考文献 (34)*注記

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