富山-岐阜県境地域の手取層群植物化石産地目録

書誌事項

タイトル別名
  • トヤマ-ギフ ケンザカイ チイキ ノ テドリソウグン ショクブツ カセキ サンチ モクロク
  • A list of plant fossil localities of the Tetori Group in the border area between Toyama and Gifu prefectures, central Japan

この論文をさがす

抄録

手取層群は、恐竜化石産地として全国的に有名な前期白亜紀の地層で、富山-岐阜県境周辺にも広く分布しています。当該地域内では、古くから数多くの植物化石が報告されていますが、その発見の記録は十分に整理されていませんでした。本稿では、これまでに報告された植物化石産地をまとめた目録を初めて作成しています。植物化石は、手取層群が堆積した当時の気候条件を推定することに役立ちます。乾燥した気候を好む植物の化石に注目すると、それらは富山県東部の上市・立山地域で発見される傾向があり、富山県の恐竜時代に乾燥化などの気候の変化があったことがうかがえます。作成した目録が今後活用されていくことで、富山県の恐竜時代の様子がより詳細に復元されると期待されます。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ