外国公債破綻をめぐる法的諸問題に関する一考察 : アルゼンチン国債に関する最近の裁判例を素材として
書誌事項
- タイトル別名
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- Legal Problems in Sovereign Debt Crisis : An Analysis of Argentinaʼ s cases in Japan and U.S.A
説明
本稿は、外国公債発行国が破綻した場合、どのような法的諸問題が生じるかについて論じるものである。実際に近時発生したアルゼンチン債の償還に関する日本(最高裁平成二八年六月二日判決)とアメリカの裁判例(連邦地方裁判所二〇一一年一一月判決など)を素材として、それらの裁判において、どのような法律問題が争われていたのかをまず紹介する。そして、それらの裁判での帰結、特にアメリカにおける法解釈が我が国に及ぼす影響や、より広い観点から、破綻した公債発行国が、(ホールドアウト)訴訟ではなく、むしろ円滑な国家債務再編を実現するためには、どのような法的手段をとることが可能かなどについて考察するものである。
収録刊行物
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- 法学新報
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法学新報 124 (9-10), 195-240, 2018-03-05
法学新報編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050856660844269824
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- ISSN
- 00096296
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB