<研究ノート> 地域志向型研修プログラムを通じた自治体職員の能力等形成に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Capacity and Consciousness Building of Local Government Officials by the Community-Oriented Training Programs
  • チイキ シコウガタ ケンシュウ プログラム オ ツウジタ ジチタイ ショクイン ノ ノウリョク トウ ケイセイ ニ カンスル コウサツ

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抄録

新規採用職員と業務経験のある先輩職員がペアを組んで,一年間にわたり,さまざまな地域の活動やイベントに参画し,また,地域のステークホルダーへのインタビュー調査などに取り組んだ,大阪府八尾市における「地域志向型研修プログラム」の成果としては,「地域そのものの理解」が促され,地域とのインタラクションによって,組織人・公務員(自治体職員)としての多様な「学び」(課題解決能力・コミュニケーション能力の向上,公務員倫理の獲得など)がもたらされることになった.もって,新規採用職員には,良質な具体的経験への挑戦の場と省察の場を用意すること,そして,ある程度の業務経験を有する職員にとっては,「教える」という機会も備えた経験学習行動の諸要素(具体的経験,能動的実験,内省的観察,抽象的概念化)をバランスよく担えるようなトライアルが必要であることが導出された.

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