完全準同型暗号を用いた秘匿データマイニングと高性能SSDによる性能向上に関する考察

この論文をさがす

抄録

本研究では、完全準同型暗号アプリケーション実行時における高性能SSDの活用について論じる。完全準同型暗号を用いると暗号文同士の演算が可能となるため、個人情報を含むビッグデータの演算をクラウドに委託して実行する際のデータ漏洩リスクを低減できる。しかし実行には膨大な実行時間がかかるためストレージの観点からこの課題に取り組む。ただし比較的高性能かつ高価な低レイテンシSSDを用いた際に短縮できる実行時間と、それにかかるコストの費用対効果は、実行アプリケーションや実行環境に大きく依存する。そこで本研究ではストレージIOが多い完全準同型暗号アプリケーションについて低レイテンシSSDを用いて性能評価を行う。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ