点群データを用いたブロック塀の高さと傾きの算出に関する研究

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抄録

地震が多発する我が国では,ブロック塀の倒壊に伴う死傷事故や避難路の閉塞等の危険が指摘されている.しかし,ブロック塀の画一的な管理台帳は存在せず,地方公共団体では全数と位置を正確に把握できているとは言い難い.そのため,ブロック塀の所在を効率的に把握し,倒壊の危険度を判定可能な技術の開発が急務である.既存研究では,都市空間を計測した点群データからブロック塀のみを抽出する手法が提案されている.しかし,その危険度の判定には至っていない.そこで,本研究では,広域の点群データから自動で抽出したブロック塀から高さと傾きを算出し,危険度を判定する技術を提案する.そして,実証実験を通じて,提案手法の有用性を評価する.

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