表計算ソフトにおける型システムの導入
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説明
表計算ソフトは幅広い分野で活用される計算システムであるが,誤りが多く含まれることが問題点として指摘されている.その原因として,数式が間違っていても出力に違和感がなければ間違いに気づきにくいことが挙げられる.本研究では,プログラミング言語における型が誤りの検知に役立つことに着目し,型を応用した誤り検出技術を実装する.各セルに「型」と「属性」を定義するための型定義シートを予め作成し,そこから数式の誤りを検出する.この実装において,誤りを含む表計算シートコーパスで実際に特定の種類の誤りを検出できることを実証した.また,詳細な型指定が困難であるシートについても,シートを整理することで誤りを検出可能になることを確認した.
収録刊行物
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- 第84回全国大会講演論文集
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第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 567-568, 2022-02-17
情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050856970556003584
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB