E.T.ジェンドリンの心理療法の基盤としての哲学

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  • E T ジェンドリン ノ シンリ リョウホウ ノ キバン ト シテノ テツガク

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フォーカシングの創始者として知られるE.T.ジェンドリン(Gendlin、E.T.1926-)。しかしよく知られているように、彼の元来の専攻は現象学的なオリエンテーションに立つ哲学であり、しかも十数年前に彼は、少しばかり心理療法の分野に長居しすぎたとばかりに哲学研究に専念しはじめ、「プロセスモデル(a Process Model)」と呼ばれる、生命現象の本質にかかわる画期的な論考を展開し始めた。さらに、「エッジで思考する(Thinking at the Edge)」という実践哲学の学習方法論を開発し、一人ひとりの人間が自分固有の仕方で哲学的に思考しつつ生きていく可能性を探求し、新たな地平を切り開きつつある。

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